糺勧進能、シンポジウム(12/3)と公演(12/16)のお知らせ

 

シンポジウム 糺勧進能「安達原」を語る
「糺の地の芸能と現代ー祈りと舞台芸術、能楽の可能性」

日時:平成29年12月3日(日) 13:00ー15:00/12:30受付開始
第1部 「能[安達原]はどのような物語か」原瑠璃彦
第2部 「能[安達原]の可能性ー鬼・女・東北」榎本×有松×原
パネリスト:榎本了壱(アートディレクター)
有松遼一(高安流能楽師)
原瑠璃彦(能楽研究者、日本学術振興会特別研究員)
コーディネーター:濱崎加奈子(有斐斎弘道館館長、専修大学准教授)

入場料:無料 *要申込み
会場:賀茂御祖神社(下鴨神社)公文所

詳細はこちらをご覧ください。
http://kodo-kan.com/tadasu-noh/home.html

 

糺勧進能(ただすかんじんのう)公演
東北福島への祈りの能

日時:平成29年12月16日(土) 17:00開演/16:15開場(予定)
会場:賀茂御祖神社(下鴨神社)・舞殿(重要文化財) *雨天決行
演目:能「安達原(あだちがはら)」
出演者:
シテ   林宗一郎
ワキ   原 大
ワキツレ 有松遼一
アイ   茂山忠三郎
笛    森田保美
小鼓   林大和
大鼓   谷口正壽
太鼓   前川光長
後見   松野浩行
地謡   河村晴道
味方 團
河村浩太郎
樹下千慧

入場料:3,000円

詳細はこちらをご覧ください。
http://kodo-kan.com/tadasu-noh/home.html

(11/23)文化庁「暮らしの文化フォーラム」にコーディネータとして参加

文化庁地域文化創生本部主催のフォーラム「暮らしの文化フォーラム〜生活文化・国民娯楽の多様性と継承〜」に、コーディネーターとして参加いたします。

文化庁地域文化創生本部主催
暮らしの文化フォーラム
〜生活文化・国民娯楽の多様性と継承〜

社会環境やライフスタイルの急速な変化にともない、生活文化や国民娯楽の在り方も変化してきています。特に伝統的なものについての多くは、その維持や継承が難しくなってきている
のではないでしょうか。

当フォーラムでは、「生活文化・国民娯楽の多様性と継承」をテーマとして、関係団体の皆様にご参加いただき、現在おかれている状況や抱えている課題などについて意見交換をおこなっていただきます。当フォーラムへの参加を通じ、情報や課題の共有と分野を越えた交流が促進されることで、皆様の活動がより活発になることを期待します。

平成29年11月23日(祝)
13:00~17:00( 12:30開場)

キャンパスプラザ京都
(京都市下京区西洞院通塩小路下る東塩小路町939)
※京都市営地下鉄烏丸線、近鉄京都線、JR各線「京都駅」下車徒歩5分。

基調講演 熊倉 功夫(MIHO M USEUM館長)
テーマ「日本の生活文化の多様性と継承」

分科会
【第1分科会】 テーマ「生活文化の継承」
コーディネーター:徳持 拓也(一般財団法人 池坊華道会 事業部 華道振興課 課長)

【第2分科会】 テーマ「生活文化と地域連携」
コーディネーター:宗田 好史(京都府立大学 副学長)

【第3分科会】 テーマ「生活文化の発信」
コーディネーター:濱崎 加奈子( 公益財団法人 有斐斎弘道館 代表理事、専修大学文学部 准教授)

詳細はこちらをご覧ください。
http://www.fujitsu.com/jp/group/fri/resources/news/topics/2017/kurashinobunka.html

「香道の美学」出版のお知らせ

香道の美学 ーその成立と王権・連歌ー
(思文閣出版 2017)

書籍一覧

香道は、日本文化の隠れた頂点である。本書は、香道研究にとって最も重要にもかかわらず、最もあいまいにされてきた、香道成立にいたる過程とその美学を、「王権」と「連歌」の切り口から解き明かす。香道史の空隙を埋めるとともに、日本人にとって香りとは何かを再考する。

【帯文より】
香道の心理は、香りを通して自己を知ること。聞香をひたすら繰り返し大自然の叡智と一体化できるか。本書はそのためのヒントが随所に鏤められている。日本人が作り上げた馥郁たる香の道を、ご一緒いたしましょう。
(志野流香道第二十一世家元継承者 蜂谷宗苾氏)

北野天満宮にて「曲水の宴」2017、開催のお知らせ

昨年、千余年ぶりに開催された「曲水の宴」が、
今年も11月3日(金・祝)の文化の日に開催されます。

濱崎は、コーディネイターとして参加しております。

北野天満宮の御祭神である菅原道真公は、その当時、
日本古来の心と、伝来の新しい文化・学問の
両方を兼ね備えることが必要であると説きました。

歴史的にも貴重なこの宴から、現代に生きる私たちが学ぶことは
とても多いと感じております。

是非、皆様のご拝観をお待ちしております。

詳細は、北野天満宮の公式ホームページをご確認くださいませ。

菅公顕彰 北野天満宮 曲水の宴 11月3日(金・祝)

府立図書館の連続講座に登壇いたします(10/29登壇)

来る 10月29日(日)に、「茶に学び、茶から学ぶ」と題した講座にて
講師として登壇いたします。

連続講座となっておりますので、
お時間の許す限り、是非ご参加くださいませ。

館長プロデュース・京都府立図書館 連続講座

開催日程:9月24日(日)、10月29日(日)、11月26日(日)
会場:京都府立図書館 3階マルチメディア室
参加費:無料 事前申し込み不要
定員:先着80名、当日12:00から整理券を配布します

9月24日(日)13:30~15:00
「大政奉還とは何か」
佛教大学歴史学部 教授 青山忠正氏

10月29日(日)13:30~15:00
<古典の日記念事業>「茶に遊び、茶から学ぶ」
有斐斎 弘道館 館長 濱崎加奈子氏
*ご希望される方は京都府立木津高等学校生による呈茶を体験いただけます。


11月26日(日)13:30~15:00
「漢字のしくみとあゆみ」
京都大学 名誉教授 阿辻哲次氏


京都府立図書館
〒606-8343 京都市左京区岡崎成勝寺町
TEL 075-762-4653 FAX 075-762-4653
地下鉄「東山」下車 徒歩10分
バス 「岡崎公園・美術館・平安神宮」下車すぐ

大倉源次郎氏の本が出版されました

大倉源次郎の能楽談義

語り・文:大倉 源次郎(能楽大倉流小鼓方16世宗家)
編集:生田ケイ子、濱崎加奈子、原瑠璃彦

この秋に重要無形文化財保持者 各個認定(通称 人間国宝)になられる、能楽小鼓方大倉流十六世宗家・大倉源次郎先生の本ができました!

学生の頃からたくさんお世話になってきた源次郎先生とは、小鼓胴の生田コレクション展や談山能をはじめ、多くのプロジェクトをご一緒させていただいてまいりました。

先生の、能楽師小鼓方としてのご活躍については申すまでもないことですが、それだけでなく、文化の継承にかかわる多岐にわたるご活動をされて来られたことも、多くの方がご存知かと思います。

源次郎先生のお話をうかがえば、その熱い思いに、毎回、その場にいる全員が突き動かされてしまい、「果たしてそんなことができるのだろうか」というようなプロジェクトも実現させてしまうのです。そのエネルギーというのか、実現力はもはや神がかりとしか言いようがないのですが、同時に、いつも現場を見つめ、細やかに足をはこび、あたたかな心配りをお忘れにならないお人柄には、いつもいつも、頭の下がる思いでいます。

そんな源次郎先生が還暦を迎えられるということで、源次郎先生の文化に対する深い思いを「本にしましょう」と提案させていただき、半ば無理やりに「本づくりのための講座」を開き、聞き書きという形で本文を作らせていただきました。

編集は、長年、源次郎先生の活動を見守られてこられたライターの生田ケイ子さんと、大学院の後輩の原瑠璃彦さんと、私。出版に際しては、長年ご一緒させていただき、生田コレクションのときにも私的に協力をいただいた淡交社の河村尚子さんにお願いいたしました。この絶妙な編集人コンビネーションをもってして、何とか完成にこぎつけました。その間、ご協力いただいた多くの方々に、深く深く、御礼申し上げます。

そして、その編集作業の最中に、何と、人間国宝答申ということもあり、一同たいへんに喜んだ次第です。が、ただでさえお忙しい先生が、超絶ご多忙になられて、果たして出版できるのだろうかと心配したこともありました。それでも、最後まで文に手をいれたり、写真の手配をしてくださったりして、源次郎先生とご家族の方には、本当に本当にお世話になりました。
深遠かつ愉快で知的でハチャメチャな(笑)源次郎ワールドをぜひご堪能ください。

書店でお手にとっていただけたら嬉しいです!
以下のウエブサイトでも入手いただけます。ぜひ!

・淡交社で購入
https://www.tankosha.co.jp/ec/products/detail.php?product_id=2175

・Amazonで購入
https://www.amazon.co.jp/dp/4473042006/

NHK文化講座「今様と白拍子舞〜よみがえる平安の風俗〜」開催のお知らせ

「平安王朝文化の魅力」
主催:NHK文化センター京都教室
共催:古典の日推進委員会

古典の日制定5周年を記念して、日本人の美意識の原点「平安王朝文化」の枠を語りつくす一級の連続対談です。

第3回「今様と白拍子舞〜よみがえる平安の風俗〜」
講師:朧谷壽(同志社大学名誉教授)、濱崎加奈子(有斐斎弘道館館長)
日時:10月28日(土)10時半〜12時
場所:NHK文化センター京都教室
料金(全5回):
文化センター会員・古典の日会員:14040円
一般:16848円 学生:11232円
※1回分の料金はお問い合わせください

お申し込み:NHK文化センター京都教室 075-254-8701

京都市の「新景観政策10年 連続講座」に登壇(11/2講座)

9月より開催される連続講座「新景観政策10年 連続講座」の11月2日に濱崎が講師として登壇いたします。

「景観・文化の継承と創造」をテーマに、講師に佐々木雅幸氏(文化庁地域文化創生本部主任研究官)、濱崎加奈子氏(有斐斎弘道館代表理事兼館長)、そしてコーディネーターに阿部 大輔氏(龍谷大学政策学部准教授)で語らいます。

京都の文化、日本の文化の未来を考える機会となることと存じます。
是非、皆様のご参加をお待ちしております。


(画像:京都市チラシより)

連続講座の概要
京都の景観は,視覚的な眺めだけでなく,五感で感じられるもの全てが調和し,背景にある永い歴史と人々の感性も含めて捉えられ,永く守るものとして認識されてきました。そして,常に本物を追求しながら新しい要素を積極的に取り入れていく京都の気風により,時代とともに創造的に発展させながら受け継がれてきた景観でもあります。
連続講座では,4つのテーマを切り口に,幅広い視点で「景観」を捉え,学び,今後の政策の展開について議論を深めます。
(京都市広報資料より)

詳細はこちらを御覧ください。
http://www.city.kyoto.lg.jp/tokei/page/0000224059.html

婦人画報9月号 特集「満月茶会」に掲載されました。

メディア掲載情報をお知らせいたします。
機会がありましたら、ぜひお手に取ってくださいませ。

婦人画報 9月号

特集「月みれば」に掲載いただいております。
奥田元宗・小由女美術館で開いた「満月茶会」の様子を
美しい写真と共に掲載されています。

濱崎が亭主となり、お客様のとして、
平松庚三(ライブドアホールディングス前社長、日本人初宇宙旅行予約者)と
遠藤湖舟(宇宙を愛する写真家)のお二人をおもてなしいたしました。
約12ページの特集で、三人の対談も掲載しております。

http://www.hearst.co.jp/brands/fujingaho

読売新聞 夕刊掲載

読売新聞 7月28日(金)夕刊「幸せランチ」のコーナーに掲載されました。

皆様が、日本文化の美しさに触れる機会になれば幸いです。

古典の祭典2017のお知らせ(11月1日 講演)

京都アスニーでは11月1日の古典の日を中心に、
記念講演・伝統芸能の公演など多彩な事業により、
気軽に古典に親しんでいただけるよう「古典の祭典」を毎年開催しています。

古典の祭典の開催日程は、関連事業を含むと、
平成29年10月27日(金)・28日(土)・11月1日(水)・4日(土)・10日(金)です。

11月1日(水)に京都アスニー4階ホールで行われる講演会に
素晴らしい共演者の方々と共に登壇し、
「古典を遊ぶ 芸能の世界 〜香ることば・舞うことば〜」
というテーマで、実演を交えながら、
言葉のイメージを拓いていこうと思っております。

古典の日記念事業 古典の祭典2017

11月1日(水)12時〜16時(11時30分開場)
定員:先着400名(満席となった場合はご入場いただけません)
   ※入場無料・申込不要
会場:京都アスニー4階ホール
お問い合わせ:京都アスニー2階事業係 TEL:075−812−7222

第1部/12時開演
雅楽 管絃と舞楽の特別公演「平安の調べ」

出演:平安雅楽会
演目:管絃「越天楽」、舞楽「萬歳楽」「青海波」「蘭陵王」

第2部/13時30分開演
講演「古典を遊ぶ 芸能の世界〜香ることば・舞うことば〜」

日本を代表する伝統芸能である茶道や香道・能楽は、
おなじ室町時代に京都で花開きました。
いずれも「古典」と連なり「遊ぶ」ことによって深められていきました。

今回は、室町時代から続く香道志野流次期家元の蜂谷宗苾氏と、
能楽師で連歌研究者でもある有松遼一氏、
伝統文化の場を現代に甦らせる活動を続けている濱崎加奈子が、
実演を交えながら、「ことば」のイメージを拓いていきます。

パンフレット(PDF)はこちら