有斐斎弘道館

弘道館(こうどうかん)は、江戸中期の京都を代表する儒者・皆川淇園(みながわきえん/1734-1807)が創立した学問所です。淇園は開物学という独自で難解な学問を創始する一方、詩文や書画にも優れた風流人で、門弟3千人と言われました。2009年にマンションになりかけたことから有志により保存の声があがり、2013年に公益財団法人 有斐斎弘道館(ゆうひさいこうどうかん)となりました。建造物ならびに庭園を保存するとともに、現代における学問所の再興をめざして、活動を続けています。